コーデュロイという素材を見かけたことはあっても、どんな特徴を持つ生地なのか、詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。
見た目からカジュアルな印象を感じる一方で、「ビジネスシーンで浮かないか」「どう合わせればいいのか」と迷ってしまう方も多いアイテムです。
じつは、コーデュロイは織り目の特徴と合わせ方のポイントさえ押さえれば、ビジネスカジュアルの装いにも自然に取り入れられます。
この記事では、コーデュロイの生地としての特徴や一般的な印象から、スーツ・ジャケパンでの着こなし方までを初めての方にもわかりやすく解説します。

コーデュロイを着こなす前に、まずは素材としての特徴を押さえておきましょう。生地の構造を知っておくと、後述する着こなしのポイントも理解しやすくなります。
コーデュロイは、「畝(うね)」と呼ばれる縦方向の織り目が並んだ起毛素材です。
パイル織りという技法で表面をカットし、うね状の凹凸と起毛感を生み出しています。この起毛が空気を含むため、見た目の温かみだけでなく実際の保温性も高い生地です。
コーデュロイは、クラシックで温かみのある印象を持たれやすい素材です。
一方で、起毛によるカジュアルな見た目から、フォーマルな場には不向きと捉えられることも多くあります。この印象をどう調整するかが、ビジネスシーンで取り入れる際のポイントになります。
コーデュロイを取り入れるかどうか判断するために、メリットと注意点の両方を確認しておきましょう。
コーデュロイ最大のメリットは、起毛による保温性の高さです。
秋冬らしい季節感をコーディネートに取り入れやすく、着用を重ねるほど生地が肌になじみ、風合いの変化を楽しめる点も魅力のひとつです。
コーデュロイは見た目がカジュアルに寄りやすいため、フォーマルな場面では避けたほうが無難な素材です。
また、起毛部分が毛羽立ちやすく、収納方法によっては型崩れしやすい点にも注意が必要です。日頃のお手入れとして、着用後はブラッシングでほこりを落とし、毛並みを整えて保管すると型崩れを防ぐことができます。
「カジュアルな印象が強い」というコーデュロイですが、選び方次第でビジネスシーンにも取り入れられます。
コーデュロイのカジュアル度は、うね(畝)の太さによって大きく変わります。
うねが細いタイプはすっきりとした見た目になり、きちんとした印象を保ちやすいのが特徴です。反対に、うねが太いタイプほど存在感が強く出て、カジュアルな印象が強まります。ビジネス用途で選ぶ際は、うねの細いタイプを基準にすると失敗しにくいでしょう。
オフィスカジュアルやジャケパンスタイルであれば、コーデュロイは無理なく取り入れられます。
社内勤務や私服可の職場、軽い商談程度であれば問題なく活用できるでしょう。一方、重要な商談や式典など、フォーマルさが強く求められる場面では、避けたほうが無難です。

ここからは、実際にコーデュロイをビジネスの装いに取り入れる際の具体的な合わせ方を紹介します。
コーデュロイ素材のスーツやセットアップを取り入れる際は、合わせるアイテムをシンプルな素材・アイテムにするのが鉄則です。
ジャケット・パンツ自体に"コーデュロイ"という個性があるため、白無地のワイシャツに単色のネクタイ、といったアイテムを選ぶことでバランスが取りやすくなります。
反対に、シャツやネクタイにも特徴的なアイテムを取り入れてしまうと、コーディネート全体のまとまりが損なわれ、ごちゃごちゃとした印象になりやすいため注意が必要です。
コーデュロイジャケットを取り入れる場合は、スラックスをウールなど通常素材のシンプルなものでまとめると、バランスが取りやすくなります。
色はブラウン・グレー・ネイビーといった落ち着いた色でまとめると、季節感を出しつつも浮きにくい着こなしになります。ジャケットとパンツの組み合わせ方の基本ルールについては、「ジャケパンとは?ビジネスで失礼にならない着こなしの基本」で詳しく解説しています。
コーデュロイパンツを取り入れる場合は、上に合わせるジャケットをシンプルな無地でまとめると、全体のバランスが取りやすくなります。
足元は、光沢を抑えたレザーシューズを合わせると、カジュアルさを抑えつつきちんとした印象を保てます。
次は、コーデュロイのアイテムを取り入れたコーディネート例をご紹介します。

ブラックのセットアップスーツを使ったコーディネート。
セットアップは細畝のコーデュロイ生地で、カジュアル感を抑えつつ季節感のある雰囲気に。シンプルなシャツ・ネクタイと合わせることで、ビジネスシーンにもピッタリな着こなしとなっています。

ブラックのコーデュロイジャケットにベージュのスラックスを合わせたコーディネート。
インナーにはモックネックセーターを合わせることで、落ち着きのある大人な着こなしに仕上がっています。

ブラックのコーデュロイパンツとグレーのジャケットを組み合わせたコーディネート。
ジャケット・パンツをモノトーンにまとめることで、オフィスカジュアルに相応しいきちんと感を演出。また、インナーにVネックTシャツを合わせることで、顔周りがスッキリとした印象に。
次は、コーデュロイのアイテムに関するよくある疑問について解消していきましょう。
オフィスカジュアルが許容されるシチュエーションであれば取り入れられます。ただし、重要な商談や式典など格式の高い場では避けたほうが無難です。
カジュアル感を抑えるため、畝の細いタイプ(細畝)を選ぶことや、ブラックやネイビー、グレー、ブラウンなど落ち着いた色を選ぶことが大切です。
起毛による保温性の高さから、秋冬シーズンに向いている素材です。
毛羽立ちや型崩れを防ぐため、ブラッシングでほこりを落とし、毛並みを整えて保管することが大切です。
コーデュロイのスーツやジャケット・パンツをコーディネートに取り入れる際は、シンプルなアイテムと組み合わせることでバランスを取りやすくなります。
また、光沢の強い小物と合わせると、コーデュロイの温かみとちぐはぐな印象になりやすいため、組み合わせには注意が必要です。
コーデュロイは、うね状の織り目が特徴の起毛素材で、保温性と季節感を楽しめるアイテムです。
コーデュロイのアイテムはカジュアルな印象を持たれやすいものの、うねの細さや色選びを工夫すればビジネスシーンにも対応可能です。
はるやまでは、ビジネスにも対応しやすいコーデュロイアイテムを取り揃えています。ぜひはるやま公式オンラインストアをチェックしてみてください。
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